再登校事例

強いストレスと解離性障害による不登校 女子中学生SKさん Vol.18

「根本を見逃すな」

(2010/10/28)
 
このころ、毎日学校に行こうとするも戻ってくることばかりで、だんだん荒んでくる。
 
学校に復学するだけではなく、サポート校の力を借りてどこかの団体へ属することを考えだし、SKにも勧める。登校は制服にも着替えられなくて 家から一歩も出ない日も。
 
この2カ月の明るさが消えて、“私が学校に行けないのは今の中学が嫌いなんだ”と泣きだし、“私、(学校を)やめる。合わないんだよ”と泣く。
 
私もくたびれてしまい色々考えがめぐり、学校もやめさせようかなと考える。
 
しかし、先生の本を読み砕くと「根本を見逃すな」ということ。
 
そう考えると、これも足かせが有るだけと思え、SKに先生の本の一部を読ませることを思いつき、読ませてみる。
 
ストレスの種類と身体症状と精神症状を自分に置き換えて、“だから新井先生は私が仲間外れに会ってないかきいたのか…”とつぶやく。
 
自殺願望と繊維筋痛症のFRさんのところを読ませてみたら
 
「 高校生みたいだけど、何度も行こうとしたのは私と同じだから安心した。まだ、行けなくてもいいんだ
 
と納得。
 
新井先生より
 
「原因がわからん…この子はムリかもしれない…とあきらめそうになることがしょっちゅうですが、そこからもう一踏ん張りしてみると、
 
『あ、こういうストレスがあったのか』
『こういう感情があったのか』
『この子は人前に出るのが恥ずかしかったのか、気づかなかった』
 
などと色々発見します。
 
事実のみになった記憶も1回タッピングしてみると良いと思います」
 
とメールをいただく。
 
後で今までのTFTした事実を、最初からもう一度ずつTFTしてみようねと説得、納得して続ける。

解説

ここで、行けない原因は意外なところにありました。
私も予想できなかったところです。
その意外な原因は、のちに発覚します。

それにしてもお母さんの冷静な対応が光りますね。